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今回はスターブロッサムの16~20話までの分になります。
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ウマ娘 プリティーダービー スターブロッサム|ヤンジャン!|集英社・ジャンプ系青年マンガ公式
本バ場入場が始まる東京レース場。
そんな東京レース場の一角に、クラシック路線の有力バたちが集まっていた。
マツカゼリュウオー、ディアシャーロット、ダンスリムリック、ヨシノプリヴェール、そしてサムソンビッグ。
......ついでにサクラローレル。
彼女たちが見に来たのは、今年のクラシックの最有力候補と目されるウマ娘。
即ち、GⅢ共同通信杯の大本命...ナリタブライアンの走りだった。
朝日杯では豪快に大外から突き抜けたレースを見せたブライアンだが、今回は前から数えて3番手に控えた結果、バ群に埋もれてしまった。
向正面でアイリスサイダーがブライアンを横に見るように好位を確保したことにより、最内のブライアンはぐるりと囲まれ、包囲網が完成する。
ブライアンの前を走る先頭二人はもう長く息が続かず、バテるはず。
前二人が垂れればブライアンは進路を失い、スパートが確実に遅れる。
そうなれば後はこちらのもの──。
「通るぞ」
勝利を確信するアイリスサイダーだったが、ブライアンはあっさり抜け出すと、見る見るうちに後続を千切っていく。
『楽勝!ナリタブライアン!』
そのままブライアンと阿武隈トレーナーは囲み取材へ。
今後、クラシック三冠路線を走るライバルに向けてコメントを求められるブライアンだが──。
「違うな 私が求める舞台はクラシックじゃない その先だ」
ブライアンが見ているものは姉・ビワハヤヒデの背中。
それが意味するものは、同期の何者もブライアンにはライバルですらないという宣告だった。
だが、ブライアンの放った爆弾発言は、企まずして不発弾に火をつける。
「その鼻っ柱 叩き潰してやるよ」
やる気充分の同期たち。
そして──。
「──たい」
「競いたい 傲慢なほどの あの強さと」
ローレルもまた、信管を咥えた巨大な不発弾。
自爆・誘爆、ご用心。
勝たないと──!
ブライアンちゃんのいる場所まで──ッ!
共同通信杯での一件から、ますますブライアンと競い合いたくなったローレルだったが、春菜賞は6着と結果がついてこない。
ローレルが皐月賞への出走権を得るためには、どうしてもあと1勝する必要がある。
しかし、残された時間を考えれば次のレースが最後のチャンス。
「勝ちたいな…」
椿は、ローレルを確実に皐月賞へ出走させることを最優先に考え、確実に勝てるレースを選ぼうとする。
だが、どのレースに出るべきか悩んでいた。
そんな時、偶然にもヒシアマゾンと話をする機会が出来た。
「心を揺さぶる熱い勝負はそれだけ自分を高めてくれる」
ローレルの「勝ちたい」はナリタブライアンと競って勝利することだった。
直近のレースで負け続けていることへの不満の顕れではなかったのだ。
誤解が解けた椿とローレルの前に、スノウが現れる。
「勝負 しよう...!!ぼくが余裕で勝ってやるから!!」
挑戦なくして得られるものは何もない。
ブライアンへ挑むため、まずは目の前の壁を越えよう。
椿は、確実な勝利ではなく、挑戦を選んだのだった。
今回、ローレルが挑む中山第3レースダート1800mは、フルゲート16名に対し出走者は7人。
つまり、多くの陣営がスノウインハザードとの直接対決を避けたかったということ。
しかし、それほどまでにスノウインハザードのデビュー戦は圧倒的だった。
ローレルでさえ力の差は歴然だ。
全力で走って1分26秒6のローレル、軽く流して1分25秒3のスノウ。
同じ条件で走った馬場状態:重の東京ダート1400mでは、1秒以上の差がある。
「100%の力を出したとしても 今のローレルじゃスノウに勝てない」
絶好のスタートを決めたスノウは難なく先行集団に納まった。
ダッシュがつかず、後方からのスタートになったローレルは、ペースアップして強引にスノウの後ろを確保しに行く。
序盤も序盤の坂越えでのペースアップはあまりに無謀な選択。
坂の高低差は2.2m、スタミナの消費も馬鹿にならないはず……。
ブライアンと戦って勝つには、ローレルは限界の先を越えなければならない。
だが、限界を攻めることは脚部不安を持つローレルにとってはリスキーな選択。
だとしても、これは椿とローレルが2人で決めた挑戦。
殻を破って強くなるには
この先ナリタブライアンと戦うには
リスクを承知で限界を超えて
このレースを勝たなきゃならない──!
一方、スノウになんとか喰らいついたローレルは、改めてスノウとの力の隔たりを感じていた。
たとえ100%の力を出せたとしてもローレルに勝ち目がないならば、
100%の力で勝てないなら110%!!
それでダメなら120%出せばいい!!
果たして乾坤一擲の作戦の行方は……?
レースは中盤戦。
絶好の位置を確保したスノウは特に消耗も見られない。
一方、ローレルはスタートから無茶に無茶を重ねたせいでスタミナを消耗してしまっていた。
さらにスタミナを消耗しながら、なおもスノウをマークし続ける。
そんなローレルを、スノウは冷めた目で見ていた。
ペースを上げれば周囲は勝手についてこなくなる。
それがスノウにとってのレース。
ローレルでさえもスノウの相手にならないのか。
やがて進出を開始したスノウは、後続を振り切り、先頭を捉えにかかる。
第4コーナーから最後の直線へ。
何かを感じ取り、振り返ると───ローレルがいた。
このまま前に──ッ!!
既に勝負は決まっているのに何故諦めない?
ムカつく…!
前傾姿勢になりながらの加速。
スノウはついに本気を出した。
そのまま目を剥き犬歯を覗かせ、ローレルを突き放しにかかる。
理解させるッ!!
きみとぼくの力の違い!!
限界を超え、さらに限界を超えて喰らいつくローレルを振るい落とすように、スノウは更なる加速を見せる。
スノウは焦っていた。
いつもなら余裕で終わっているはずの勝負。
がんばらなくても勝っているはずのレース。
なんで──
まだ
そこに
いるんだ!
スノウが本気で突き放しにかかっても、ローレルは振り切れない。
ローレルがスノウの後方から離れないのは、スパートのタイミングを合わせるためだった。
同じ重バ場の東京ダート1400mの走破タイムでは、ローレルよりスノウの方が1.3秒速い。
しかし、上がり3ハロンのタイムを比較すると、最終直線での二人の最高速度はほぼ同じ。
つまり同じタイミング、同じ地点からスパートすれば互角の勝負ができるはず。
しかし──。
「ぼくは…負けないッ!」
スノウが最初にゴールを通り抜け、ローレルは2着に敗れた。
‐「しつこかった まともに立ててないじゃん」
‐「そういうスノウちゃんも 汗すごいよ」
勝負の高揚感が消えたローレルに残ったのは、負けられない勝負を勝てなかった無力感。
「勝ちたかった...です...」
そんなローレルを出迎える椿も、前向きな言葉を贈ることしかできない。
「今日のあなたは 今までで一番強いサクラローレルだったよ」
かつてなく苦い敗北の味を噛み締め......続く。
登場する名称やキャラについてのアレコレ。
無口で武骨......に見せかけてお姉ちゃん大好きなのが隠し切れないウマ娘と、そんなブライアンへの理解があり、リードできる曲者トレーナーの組み合わせ。
阿武隈トレーナー、2月なのにアロハシャツと短パンは寒そう(^^;
スターブロッサムが初出になる新規ウマ。
同期がピリつく中、ブライアンに対しては純粋な好意を持っているようで、ライバルというよりファンガールという表現がしっくりきます。
全盛期のブライアンと3冠レースを走れなかったローレルとはちょうど真反対なので、どんな会話をするのか楽しみです。
今後のクラシックレースや前哨戦の重賞に登場であろう別名義キャラが新たに4人登場しました。
アイリスサイダーは、アイネスサウザーがモデルで間違いなさそうです。
他のキャラのモデル馬は、次回以降にでも。
......にしても仮名義の馬名が並ぶ中でサムソンビッグだけが実名なのは変な気分です(^^;
気のいいオジサンてことしか分からなかった(^^;
ヒシアマゾンに出番を取られて、そもそも影が薄いのと、台詞のあるパートでパーソナリティを深堀りできる台詞をもらえなかったのが原因かと思われます。
語れることがあまりに少ない。
石上トレーナーが姿勢を低くするフォームの利点について語ってくれていたらまた印象も変わるんですが、これではスノウがどう凄いのかが分かりにくい。
空気抵抗が云々、下半身のバネが云々でもいいから何かしらの解説を期待していたので、ちょっと肩透かし。
スノウの強さの根拠が分かれば、同じような走り方をするブライアンの強さも理由付けできるんじゃないかとか考えてたもので(^^;
台詞こそ少ないですが、チームメイトたちが見せる、さり気ないリアクションは隠れた見どころと言えるでしょう。
例えばバクシンオー。
控室のシーンで椿の「勝ち目はないけど勝とう」にただ一人理解を示している様子が描かれました。
6話から困難に諦めず、立ち向かい続けて夢を叶えた背景を踏まえれば、『それでこそ』と、ローレルの挑戦を前向きに応援しようと考えたのではないでしょうか。
次にチヨノ―。
椿がレース後にローレルの脚を触診して「異常なし」と言った時、胸を撫で下ろすカットが差し込まれます。
怪我に敏感なのは6話から匂わせていますが、例のダービーで激走した後だと考えると、ただの心配性と言い切れないのが何とも...(^^;
なお、ヨシノに関してですが、そもそも5話から背景にいるだけで本筋に絡んでこないのが気掛かりです。
持て余してる印象が強いですね。
以上、ブライアンの共同通信杯から、スノウとの決着が付くまでの5話でした。
キャラの描き方がだんだん変わってきたかなと思います。
レースシーンやワイルドな顔つきのキャラが増えてきたからか、今までのプニプニした絵柄から精悍な絵柄に変わってきました。
スノウ戦を通して描かれたのは、やはり「思い通りにならない現実」。
今回のローレルは、凱旋門の夢とは別に、強者との鎬を削る競い合いを望むこと、そのためには時として相手を煽ったり、無謀な賭けもノる面が描かれます。
しかし、肉体は未だ精神と才能に追いつかないまま。
スノウにはあと一歩及ばず、皐月賞に出るラストチャンスもふいにしてしまいました。
しかし、凱旋門賞という大目標もありますし、ローレルにとってクラシック3冠は最重要ではない、と捉えることも出来なくはないでしょう。
競技者としての貌を見せるようになったローレルは、何を目標に再起するかを注目して見ていきたいですね。
気になった点としましては、全体的に良くも悪くもローレルの描写にリソースを割きすぎているという点。
ローレルの色んな面を見せてキャラに陰影をつけていくことを意識した分、他の描写にしわ寄せが見受けられます。
特に顕著なのがトレーナーたちで、出番を食われた石上トレーナーもそうですが、椿も少々描写不足が目立ってきました。
最後に、ストーリーの進行に関わる大問題について。
大目標が凱旋門賞のはずなのに、ローレルがクラシック3冠に挑戦する理由が曖昧なままなのが非常にマズいと感じてます。
もっと言うと、凱旋門賞制覇への道筋はどう考えているのか説明してくれないのは一体全体どういうこった、と(^^;
最終目標に対して現在地はどこなのか?
近づいてるのか、遠のいてるのか?
現在地が分からないと目標への経路も分かりません。
現状、手あたり次第にレースに出て負けてるローレルの姿しか見えないので、本音を言うと先行きがとても不安です。
そのあたり、言及される時は来るんでしょうか?
来ても当分は先かなぁ……といったところで、今回はこの辺で。
さいなら('◇')ゞ
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今回はスターブロッサムの11~15話までの分になります。
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レースの勝者はいつだって一人だけ。
たとえ未勝利戦でも、出走者は勝つためにレースに臨んでいる。
未勝利戦に挑むローレルと椿。
脚の負担と怪我のリスクを減らすには芝よりもダートの方が適している。
ただし、芝と求められる適正はまったく違うので実際に走らなければ適合できるか分からない。
だが、重馬場のダートは砂が引き締まって踏ん張りが効くので、踏み込みが強いローレルにも走りやすいはず……。
果たして椿の思惑通り、ローレルは無事、ダートに適合した。
好スタートの勢いそのままに、先行集団に取り付いていく。
「椿さん、私いま、とっても楽しいです。今日こそ勝ちます」
一方のシュガーネイションも負けるわけにはいかない。
たとえそれが、「お互いがんばろう」と励まし合った仲のローレルが相手でも。
序盤から先行争いに参加し、積極策に打って出る。
以前は仕掛けるタイミングを逃していたシュガーネイションを突き動かすのは活躍する姉妹への憧れだった。
しかし、慣れないレース運びで既に疲労困憊。
先頭には出られず、脚も残っていなかった。
「限界かぁ…やっぱりお姉ちゃんたちと私は違うんだ」
一人の世界に閉じこもっていたシュガーネイションに、ローレルが迫っていた。
疲労困憊のシュガーに、ローレルが迫ろうとしていた。
ローレルは、前方を塞がれないよう距離ロス上等、消耗も上等で大外を走っていたのだ。
さらに今日は風が強く、最後の直線は向かい風を受けることになる。登り坂も控えている。
しかし。
息が上がり、苦しさに喘ぎながらローレルは笑っていた。
「二人だからこそ辿り着ける場所まで行くために!」
最終直線、大外から追い込んで来るローレルは、先頭に立ったシュガーネイションに迫る。
シュガーネイションは、ローレルとの才能の差を痛感していた。
ふと隣を見るとそこには──笑顔のローレルの横顔。
汗だくで紅潮しながら走るのが楽しくて仕方ないといった横顔。
追い越していくローレルの背中が、追いかけっこをした姉と重なる。
どんなに追いつきたい、勝ちたいと思っても勝てなかった追いかけっこ。
だが、それでも背中を追いかけ続けたのは。
──楽しかったから。
最後の気力を振り絞り、ローレルに肉迫するシュガー。
苦しいのに今までにないほど脚が軽い。
ローレルとネイション、最終直線の攻防の行方は...!?
最後の直線の叩き合いを制したのは、ローレルだった。
ゴールを駆け抜け、やがて立ち止まって初勝利の喜びを噛み締めるローレル。
「聞いてないって...あんな...スゴい脚使えるなんて…」
シュガーは、悔しさを飲み込んで笑顔を作り、ローレルを祝福してくれた。
「ありがとう。だけど勝てたことと同じくらい」
「約束を守れたことがいちばん嬉しい」
ローレルと別れたネイションを待っていたのは、二人の姉。
引け目を感じているネイションは、距離を詰められない。
「...ごめん。勝てなかった」
だが、姉たちにとってシュガーはいつだってかけがえのない大切な妹。
シュガーの勝手な引け目から作った心の距離など姉たちには関係ない。
妹をしっかりと抱きしめて受け入れる。
シュガーの頑張りを肯定する。
「ねぇ何か良いことでもあった?」
「...うん。いい友だちができたんだ」
レースに負けたシュガーネイションだが、ローレルとの競い合いを経て、前に進むことができたのだった。
ローレルの初センターウイニングライブ。
さぁ駆け上がろう
もっと高く
ブライアンちゃんがいる場所まで!!
ようやくの初勝利、しかし確かな前進を見せたローレル。
「サクラ...ローレル...あの子の走りじゃ、ぼくに勝つのは不可能だよ」
ブライアンに一歩近づいたことで、次なる強敵の気配も......?
初勝利を記念して、ローレルへのプレゼントを用意した椿だが、なかなかローレルに会えない。
バクシンオーたちに尋ねてみると、返ってきたのは、いかにも何か隠してますという態度。
バクシンオーがうっかり口に出した商店街というワードを頼りに探すと、そこには
......なかなか際どい衣装のローレルが売り子をしていた。
ローレルは、椿へのプレゼントを用意するための資金を稼いでいたのだった。
ローレルは双眼鏡を、椿はシューズを。
勝利の喜びと共に分かち合う。
二人だけのささやかな祝勝会は終わり、次の目標を見据えるのだった。
そこへヒシアマゾンが手伝いを申し出る。
『スノウ』にも声をかけるが、寒がりな彼女は下駄箱の陰からなかなか出てこない。
しかし部屋に戻ると言いつつ、ローレルたちが気になる『スノウ』。
「...ぼくはスノウインハザード。よろしく」
サクラに立ちはだかる次の試練は、猛吹雪だった。
翌日、東京レース場。
東京第3レースメイクデビューに出走したスノウは、後続を置き去りにする余裕の完勝。
レースを観に来ていたローレルはその強さに驚嘆するが、椿とヒシアマゾンはスノウが本気で走っていないことに気付く。
スノウはヒシアマと同じくアメリカの出身で、レースは勝って当たり前。
昔から勝ちへの執念や情熱が欠けているらしい。
そんなスノウには、北米チャンピオンの姉がおり、『故郷を出て自分の殻を破って来い』と言われて日本へ来たのだとか。
「せっかく才能があるんだから、本気で走ってくれたらねぇ」
控室でスノウを出迎えるローレルたちと、スノウのトレーナーである石上勲。
が、無視。
どうやら「お疲れさま」という言葉のチョイスが気に入らなかったようで(^^;
とはいえ労ってくれたトレーナーに対し、そっけない態度を取ったことはいただけない。
咎めようとするヒシアマだが、彼女の言葉に被せて──
「すごいすごい!あれだけすごいレースをしてたのに全然疲れてないなんてっ」
ローレルは逆に褒めてコントロール。
同じコースを全力で走った自分よりスノウの方がタイムが速いことを引き合いに出し、スノウの興味を釣った。
「でも──本気で走ったスノウちゃんはもっとカッコイイと思うなぁ」
小さい子を相手に培った話術を巧みに駆使し、スノウを煽るローレル。
「ローレルの言うとおりだよ。次のレースはもっとカッコよくぶっちぎろうな?」
最後にヒシアマゾンが治めた…が。
(キミより...ぼくの方が凄いのに…)
スノウはローレルに対し、静かに闘志を燃やし始めた......。
場所は変わって東京レース場控室……の別室。
スノウのメイクデビューを観戦していたハダルの阿武隈トレーナー。
「これは天下のナリタブライアンさんもうかうかしてられませんなぁ」
本来、今回の共同通信杯はブライアンのクラシックレースへの調整に留める予定だったが──。
「いいよ 本気出しちゃって」
世間が押し付けるイメージでは測れない、もっとその先を目指す飢えた怪物。
それがナリタブライアンでしょ?
そんなアナタの前には、全ては通過点に過ぎない。
それを世間様に見せつけてやれ。
‐「言われるまでもない。全力走って──叩き潰す」
‐「そう、見せつけておいで。『最強』はキミだ」
ひらひらと手を振り見送る阿武隈T。
ドアが閉まり、暗転......。
登場する名称やキャラについてのアレコレ。
脚の負担を軽減するために選ばれたダートの未勝利戦。
作中では触れられませんでしたが、わざわざ左回りの東京競馬場で走ったのは、軸足として酷使した右脚を休ませるためでしょう。
ローレルの脚に対して2段重ねの配慮があったわけですから、もう少し触れてくれても良かったのになぁ(^^;
ローレルの異常性特異性を客観的に見せて退場かと思いきや、今後も出番がありそうです。
ローレルの夢は他人から見れば大言壮語もいいところ。
そして、ブライアンは未勝利のウマ娘からすれば雲の上のような存在かぁ……。
肩だしヘソ出し生足とフェチズム全開。
ローレルみたいな華奢な子が着るとかなり破壊力があります。
ヨシノの没デザインを見るに、保谷さんかな?
ルーズソックス好きそうだし。
モデル馬はタイキブリザード。
ブリザード(吹雪)→スノウ(雪)+ハザード(災害)か。
わざわざ雪の日に登場し、実況で「大器」と言わせて念を押してきます(^^;
スノウの姉のモデルは、シアトリカルで間違いないでしょう。
なるほど、だからヒシアマゾンが面倒を見てるわけですか。
血縁で言えば叔父と姪の関係だけど(^^;
デネボラはしし座を構成する星の一つで、アラビア語で「獅子の尾」を意味します。
星言葉は「信念を貫き通す信念」。
現状スノウ(タイキブリザード)しかメンバーは判明していませんが、他は誰が在籍してるんでしょう?
騎手か、冠か、厩舎か……。
以上、未勝利戦の突破と、スノウと因縁ができるまでの5話でした。
現状で語れることは少ないので一つだけ。
押さえておきたいのは、これまで思うように走れず、燻ぶっていたローレルが走る楽しさ、レースで勝つ喜びを知ったこと。
それ自体は健全なんですが、ところどころにローレルが抱える欠点が描かれていることを鑑みると、厭な予感しかないです(^^;
9話では、無理をしがちで歯止めが利きづらいという欠点を、スノウとのやり取りでは、強者との競い合いを望んでいることも示唆されていました。
ひじょーに嫌なフラグが乱立しています。
レースで走ることが当たり前になり、走る快感に執着して何かを失うのか。
それとも……?
といったところで、今回はこの辺で。さいなら('◇')ゞ
ご訪問ありがとうございます。暇ラヤ山脈です。
今回はスターブロッサムの6~10話までの分になります。
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「ようこそッ!チーム〈アルケス〉へ!!」
ついにチーム入りが認められたサクラローレル。
そんな彼女を出迎えるのは、サクラバクシンオーだった。
ローレルにとってバクシンオーはちびっこウマ娘の育成クラブ『ヴィクトリー俱楽部』からの昔馴染みであり、今は……スプリンターズステークスを勝ったG1ウマ娘。
(そっか...すごいなぁバクちゃん 諦めずに頑張ったんだ)
レース後、祝勝会のBBQが準備されるが、肝心のニンジンだけ発注ミスで着荷予定日がズレていた。
バクシンオーは落ち込むチームを鼓舞しながら盛り上げ役に徹し、祝勝会を抜け出したローレルは一人、夕方の商店街でニンジンを調達しようと奔走する。
ヒシアマゾンの協力を得たローレル(と椿)がニンジンを調達し、祝勝会は成功で終わることができた。
「諦めないところ、昔と変わらないですね!花丸です!」
(5日後のデビュー戦を勝てますように)
年が明け、ついにローレルのメイクデビューの日がやってきた。
保健室の先生からも出走の許しを得て、いざ中山レース場へ。
緊張でしどろもどろな椿に対し、一番人気に推されてもローレルはいつも通り。
椿が勇気づけるつもりが逆に緊張を解される始末......。
ローレルは勝てるだろうか……。
ポツリと零れた言葉に梧郎が反応し、ツバキに対してデビュー戦の重要性について問いかける。
「勝てば即クラス昇格、負ければ未勝利戦に回るからでしょうか」
「0点の回答です」
梧郎の質問の意図とは?
そうこうしている間に、好スタートを切れたローレルだったが他の出走者の様子が怪しい。
前へ行こうとするローレルだが、気が付けば前が壁......。
ポジショニングに失敗したローレルは後方から5番手を進む。
位置を上げようにも前方が完全に塞がって身動きが取れない。
やがてローレルは作戦通りラスト3ハロンでスパートをかけるが──。
レースを観覧席から見守っていたツバキは、もはやローレルの勝利は絶望的だと悟る。
「目を背けてはいけません」
梧郎がデビュー戦の重要性について再び語り始めた。
デビュー戦において大切なのは勝ち負けではなく、心。
ウマ娘たちが本当に戦っているものは、思い通りにならない現実だった。
デビュー戦はそれを突きつけられる最初の関門。
だからこそ必要なのは──
「現実に挑む不屈の精神」
ツバキの目に飛び込んできたのは──前だけを見据えて走り続けるローレル。
──そうだった。
ツバキがトレーナーの道を選んだのは叶えたい夢があったから。
だが、甘くない現実ばかりが積み重なり、自己嫌悪が募っていた。
そんな時分に出会ったローレルにツバキが惹かれたのは。
本当に心奪われたのは──。
折れない心を宿したあの目なんだ
ローレルが挫けないなら
私も絶対挫けない!
なにがあっても絶対に──!!
1番人気に推されたローレルのメイクデビューは、9着に終わった。
電光掲示板を見上げながら独り、拳を握り締めるローレル。
観客の心無い言葉も飛び交う中、真っ先にツバキがローレルのもとに駆け寄る。
「ナイスファイト!胸張って!次はもっと上を目指そう!!」
ハイタッチを交わし、決意を新たにする。
次こそは必ず...!
続く2度目のメイクデビューは3着。
確かな手応えを感じたローレルは、すぐにでも次のレースに出たいと気合充分。
しかし、右回りの中山レース場を連続して2回も走ったことで軸足にかかった負担が蓄積していた。
「まずは病院行こう。話はそれからだよ」
少しの痛みは我慢して走り続けられると思っていた、やはり休むべきなのだろうと苦笑いのローレル。
それに対し、椿はローレルの脚のダメージについて話を切り出せていなかったことを謝罪する。
ローレルの強さに助けられていた椿だが、同時に危なっかしさも感じていた。
今まで見ないふりをしていたが、それではダメなのだと認識を改める。
弱さも不安も怖さも分かち合う二人三脚。
それがウマ娘とトレーナーのはず。
この先どんな困難が立ちはだかっても、嬉しさも苦しさも弱さも不安も怖さも分かち合える2人になれたら。
「ローレルだけでも私だけでも辿り着けない場所まで行けると思うよ」
さて、一旦冷静になった二人は、改めて次走について決めなければならない。
休養に入ればその分ブライアンが遠のくし、レースに出続ければいずれは怪我をするのは確実......。
挑戦なくして得られるものは何もない。
ならば──。
「次のレースは芝じゃなくてダートにしよう」
椿が選んだのは、第3の選択肢だった。
1月30日のレースに向けて、まずは脚の回復のため一週間は絶対安静ということになったローレル。
言葉の上では納得したローレルだったが、バクシンオーたちの練習風景を眺める顔は不満げ。
場所は変わってトレセン学園のカフェテリア。
ローレルが観戦していたGⅡ日経新春杯の優勝者、モンシュシュクレは、デビューが遅かった。
未勝利で燻ぶっているローレルの現状を打開するヒントがあるかもしれない......。
「さっすが私のお姉ちゃんね!」
モンシュシュクレの情報を聞けると踏んだローレルは、彼女の妹と思わしきウマ娘......シュガーネイションに突撃。
紆余曲折あって二人で夕飯を共にすることになった。
お互い未勝利ということもあり、意気投合する二人。
現実は甘くない。
それでも前を向いて努力をすればナリタブライアンにも勝つことも不可能ではないはずだ、と熱弁するローレル。
「挑戦なくして得られるものは何もない、から」
堂々と夢を語れるローレルに、シュガーネイションも何やら思うところがあった様子。
どうやら優秀な姉たちに対して引け目を感じているらしい。
「お互い目指すは初勝利!次のレースがんばろうね!」
一方、次走の対策を練っていた椿。
ローレルの次走の相手は、シュガーネイションだった......。
登場する名称やキャラについてのアレコレ。
前回から背景の小物を使ってフラグを立てていましたが、さっそく回収されましたね。
キタサンブラック、カルストンライトオのシナリオでは頼れる先輩、ノースフライトのシナリオではライバルに飢えた孤独な競争者としての一面を見せたバクシンオー。
今作では、強くて明るい委員長キャラの裏に困難を乗り越えてきた幼少期があることが明かされました。
今のところはムードメーカーに収まっていますが、新たな一面を見せてほしいキャラですね。
実馬のチヨノオー、バクシンオー、ローレルの共通点から境勝太郎調教師の「勝」→victoryと考えるのが自然でしょうか。
ローレルとバクシンオーの関係について説明するついでに、チヨノオーにもさり気なくフォローが入ります。
どうやらバクシンオーが登場してからチヨノオーのキャラクターの方向性も固まったようで、安心しました。
「みんなケガなく元気に過ごせますように」は、彼女のキャラクター性を端的に示していて好きな台詞ですね。
彼女が歩んできたキャリアが史実と同じだとしたら非常に重たい意味がありそうです。
この先輩の名前は『桃さん』か。
やはり植物の名前ですね。トレーナー陣は下の名前にみんな木へんが付く漢字なのかな。
桃の花言葉は「気立ての良さ」「チャーミング」など。象徴するものは女性の愛らしさ、強さ。
ラフなツバキとは違いカッチリとした装いで、いかにも仕事ができる人という佇まいですが、果たして。
名前の語感が近いのはアロットオブギフト。
調べてみたら、アロットオブギフトは種牡馬入りしたローレルが種付けしてました。
結果は不受胎だったようですが、少し意外な繋がり。
パワフルラビットはここで出番が終了するので、その後どうなったかが全く描かれないのが引っ掛かります。
ルール違反ではないとはいえ意図的に妨害行為を働いたのは間違いないので印象が悪いままで終わってしまったのは少々残念。
7話と8話の光と影を強調した演出と、1話から繰り返されてきた「諦めないローレル」のお陰でバシッと決まりました。
ローレルは心の陰が大きくなっても絶対に望みは捨てない。そんな彼女はいつだって"光の中"にいる。
ローレルがたとえ負けると分かっていても勝つために走る道を選んだように、ツバキも現実からの逃避ではなく現実と戦う道を選ぶ。
本当の意味で覚悟が決まったツバキも、観覧席の"影"から"光の中"へ。
特に拘りを感じる演出でした。
阿武隈トレーナーとブライアンはチーム〈ハダル〉の所属のようです。
ハダルはアラビア語で地面、定住、都市を表す言葉。
ハダルの星言葉は「伝統を重んじる心」。頑固さが際立つ、継承する立場にある、家柄が良い、風土を大切に守るという傾向があります。
軽薄な言葉遣いと見た目に反して阿武隈トレーナーはかなり真面目で、チームも誰かから引き継いで運営しているとか?
アウトローに見えて自然と人が寄ってくるタイプのチームだったりして。
ハヤヒデは〈アルデバラン〉の所属。
星言葉は「情熱的なロマンチスト」、自由、改革、漂白の象徴でもあります。
理知的な振る舞いとは裏腹にロマンを理解する彼女にぴったりな星言葉ではないでしょうか。
〈ハダル〉も〈アルデバラン〉チームメイトで既存のネームドウマ娘が登場すればまた違うものが見えてきそうですね。
ネコの写真やらぬいぐるみやらクッションやらが見えます。
逆にローレルのスペースは写真とカレンダー以外の私物がありませんが…...何かの伏線か?
94年の日経新春杯の勝ち馬と言えばこの馬しかいないでしょう。
ムッシュ(男性への敬称)→モンシュ(夫への敬称)、シェクルとシュクレは砂糖菓子の意味ですかね?
シュガーネイションのモデル馬は、シクレノンヴォルグ。
シュガーは、ムッシュシェクルの兄弟馬にシュガー○○という名前が何頭か見受けられるからかな。
ヴォルグ(群れ)→ネイション(人の集団)。
二人目の姉ことシュガーセーフティのモデル馬はシクレノンシェリフ。
ムッシュシェクルの兄弟馬かつ、皐月賞で3着というのが分かりやすいですね。
シェリフ(保安官)→セーフティ(安全装置)。
以上、バクシンオー登場から未勝利戦に向かうまでの5話でした。
最も注目すべきは、作品のメインテーマが描かれたことでしょう。
この作品のラスボスは「上手くいかない現実」。
そんな甘くない現実に椿とローレルは不屈の精神で挑んで行く、と示したのが8話ならば、9話は不屈の精神の限界を示す回だと思われます。
確かにローレルは、多少の不調なら不屈の精神で乗り越えようとするタフな精神の持ち主です。
しかし、見方を変えると、それは肉体的限界を超えて無理をしがちとも言える。
9話の描写を見ていると、ローレルは幼少期から不調に慣れているせいで自身の痛みに鈍感なのかもしれません。
不屈の精神は精神を前に向かわせる原動力になり得ますが、進むベクトルを考えないと無理をし続けてしまう諸刃の剣。
トレーナーである椿は、ローレルのエネルギーの向かう先をコントロールし、時には宥めてブレーキを掛ける役割が求められそうです。
一人でダメなら二人で乗り越えようというのが、今作におけるトレーナーとウマ娘の関係ですかね。
強みと弱みの洗い出しが終わり、欠点を補い合う形でコンビになった椿とローレルですが、
はてさて、どうなりますことやら......。
では、今回はこの辺で。さいなら('◇')ゞ