ご訪問ありがとうございます。暇ラヤ山脈です。
今回は3月から弄ってた1/35ストライクドッグの製作工程を纏めました。
工作から完成までを4分割してお送りします。
前置き
今回作るのは、1983年にタカラが発売した1/35ストライクドッグです。
タカラの1/35旧キットシリーズの中でも傑作と言われる名キットですが、なぜか再販は一回しかされなかった為、現在では入手困難な絶版キットです。
金型が割れたとか紛失したとも言われてますが、真相は不明😑
今ではプレ値で取引されることは当たり前で、¥5000くらいで買えたら安い方ですかね🤔
定価は¥1000もしないのに😩
まぁストライクドッグ自体がキット化される機会が少ないから仕方ないんですが😓
ガレージキットやレジンの改造パーツ+waveのラビドリーでもストライクドッグは作れますが、¥30,00〜50,000の出費はかなり悩みますね。
製作方針
で、貧乏な僕は数少ない当時モノを弄るしか無いんですが(苦笑)
当初はそのまま作るつもりでいたんですが、40年前のキットなだけあって劣化がかなり激しい。
特にタカラの青い整形色のプラは劣化しやすいようで、かなり割れやすくなってます。
ニッパー入れると驚くほどにカンタンに切れてしまうんですよ😅
切れるというよりマッチ棒でも折ってる感じでした。
ここまで劣化してるとプラの粘り気が無くなってしまってるんでしょうね。
しかも9割が青い整形色なわけですから、このまま作るのは絶対に不味いだろうと。
あと10年、20年と放置したらどうなってるのやら…。
とにかくパーツのダボ穴も軸もアテにできないので、
・手持ちのジャンクで全ての可動部を改修し、接続の仕方も変更
・モナカ割りには内側からプラ板でのりしろを作って接着面を増やすことで補強
を軸に全体的に強度アップを図ることにしました。
ついでに気になるところを弄ってガシガシ動かせるストライクドッグを作ってやろうといったところです。
頭部
・アンテナを真鍮線とスプリングに差し替え
・msgでカメラのディティールアップ
・ジャンクで内装をでっち上げ
大したことはやってないです。
元のキットに内装が再現されてないのが気になったくらいなもので、素の造形は優秀なんじゃないですかね🤔
左右に突き出てるカメラの形状が若干違うみたいですが、今回は弄りませんでした。
これはこれでカッコいいよね。
あんまり気にならなかったです。
胴体
・各可動部の置き換え
・内装を全面的に改修
ここでの可動部は主に肩関節の改修を指します。
ATのデザインの弊害とでも言いますか、コクピットの薄い装甲を隔てたすぐ横に肩があるというねw
ボトムズキットの宿命ですが、これがひじょーに厄介です。
まぁ、要するにガンプラみたいに大掛かりな関節を仕込むスペースがないんですよ。
やろうと思ったら内装を犠牲にしないとできないレベルです。
だから肩の付け根は貧弱なことが多いので、ロクに動かせないし、強度も心許ない。
なんとしても頑丈なのを作ってやるぞって感じでしたね。
そこで肩にボールジョイント仕込むことにしました。
最近は切れ込みがあるタイプも登場してますから、これは使えるんじゃないかと。
左右に切れ込みがあればBJを真横に倒すことができます。
スペースもそんなに取らないので結果的に入れ得でした。
穴開けた時に一回割れて冷や汗出ましたけど💦
腕部
・肩、肘、手首をほぼ全とっかえ
・モールド付け直し
一番原型ないよねw
肘から下が残ってるだけで全くの別物と化しました。
具体的には赤く囲ったところ以外は他のキットから持ってきてます。
肩と二の腕の装甲はMGガンダムマークII、
肘はバンダイの関節セット、
肩の中身はHGライトニングガンダムから貰いました。
ここはめちゃくちゃ動かすし、加工も最低限で済ませるためにも新しめのパーツが欲しかったんですよね。
バンダイのプラ素材は優秀ですから穴開けたり切り刻んでも大丈夫だろうと。
まぁスケールも接続方法も違うパーツを継ぎ合わせるわけですから、そこは腕の見せ所でしょう。
で、そうまでして弄くり回した理由ですが、先ほどの肩の改造が関係してきます。
そう、真横に倒せるBJ、真上に向けられる肩関節を合わせることで擬似的な肩の引き出しをやるためだったんです。
赤でマークした可動部が動くと驚くなかれ、武器の両手持ちができるようになります。
手首は直径3mmのBJが嵌まるようにコレまたバンダイの関節セットから受けを作りました。
手首の後ハメをしつつ、破損時に替えが利く規格にしておくのがポイントです。
手首のスナップに角度つける為にも外せない要素だしね。
最後は肩アーマーの処理ですが、こいつも曲者。
肩が丸ごと隠れるタイプですから無加工だと肩が上がらなくなるんすよ。
特に今回は肩本体の可動範囲を広く確保するために、今までやってた後ハメ加工とは違うアプローチを試す必要がありました。
そこでHGのザクの肩の構造を真似しまして、肩の本体にBJを設けてアーマーがズレるように加工。
これもバンダイの関節セットですね。
これで可動範囲も確保しつつ見栄えもそれなりのものになりました。
一回動作チェックしてみましょう。
よしよし、引き出しも上手くいってるし手首のスナップも悪くない。
アーマーかましても保持は問題ない。
外付けなしでこの状態ならまだまだ余裕ありますね。
クロー付けてもいけるわコレ。
さて、今回はここで一旦終わりです。
次回は下半身の処理が中心。
下半身終わったらオプションて感じだと思います。
では、さいなら('◇')ゞ