ご訪問ありがとうございます。暇ラヤ山脈です。
前回に引き続き1/35ストライクドッグの製作工程です。
今回は足腰の可動域を高める工作についてですかね。
足首
・クリアランスの確保
ここもATのデザインの弊害で割を食ってる部位ですね。
これまでのボトムズキットも足首が横に傾かないことが多く、ポーズがイマイチ締まらないんですよ。
なーんか足首は40年近くたってもあんまり進化してないイメージあります。
見栄えを気にしつつ可動範囲も確保するのはかなり難しかったです。
最終的にHGUCガンダムの足首の構造を参考にして踵をカット、空いたスペースにHGUC旧ザクの足首のフレームを仕込みました。
正直なところ安定はしないのでもう少し考えた方が良かった気はしてます。
素直に関節セットから作ればもっと頑丈にはなったかも。
ここは今後の課題になるかなぁ。
膝・脛
・膝と関節の別パーツ化
足首に比べて進化してるのが膝ですね。
最初の1/24スコープドッグの頃から基本こそ変わりませんが、腿と関節を別のパーツにすることで可動範囲を稼ぐフォーマットがいい感じに進化したなという印象を受けます。
昨今のwaveもバンダイもみんなやってる手法ですね。
流石は1/24スコープドッグ 、未来を先取りした傑作です。
と言ってもそれはフラッグシップの1/24の話で、1/35でやろうとしたら色々カットして調整する必要がありました。
まずは腿の下に伸びてる関節部分をカット。
次に腿本体にできたスキマを地道に広げていきます。
黄色い矢印が無加工、赤い矢印が加工後になります。
最後に上部をカット。
あとは外付けの関節がスムーズに動くようになるまで削り、ヤスりましょう。
削りすぎても見栄えが悪いので、しっかりと関節と現物合わせしてギリギリのラインを見極めるのがポイントです。
最近のガンプラの膝の形を参考にするのがオススメですね。
今回の改修はストライクの腿にイージーエイトの膝を丸々納めた感じです。
脛はバンダイの関節セットを加工して受けを作ったくらいでした。
ポリキャップの軸を統一するためにピンバイスで広げたりはしたか。
足首の受けはプラサポをガッチリ接着して作り直しました。
これで足首、膝、腿が分割できるようになりました。
塗装も楽になりますね。
腰部
・股間の別パーツ化
ここは股間を別パーツで置き換えてしまうことにしました。
最近のHGUCのフォーマットをマネして楽します。
膝にイージーエイトのパーツ使ってるので股間もイージーエイトのを使います。
ただ、そのままだと膝同士の距離が近すぎて違和感ありますから少し加工します。
元の軸をカットしてピンバイスで直径3mmの穴を開口します。
新しい軸は、要らないランナーから切り出して好きな長さで調整、本体にあけた穴に突っ込んで接着。
接着したら適当な輪っかを通してガッチリと固定します。
矢印のところがそうですね。
今回は3mmの軸が入るプラサポを加工して使ってます。
輪っかを通しておけば、軸がポリキャップに嵌まる深さを調整できるのでオススメです。
ついでに市販のフィギュア用のスタンドに対応できるようにと思って、本体に穴を新造しておきました。
腰本体には股間が入るスペースを確保し、上半身とくっつけられる軸を用意。
これもランナーから切り出して、プラ板で動かないようにガッチリと固定してます。
この軸は先ほどの股間と腰をつなぐ軸でもあるので責任重大です。
適当なガンプラから腰を丸ごと持ってくればこんな事しなくていいんですが、なるべく元のパーツを尊重した作りにしたかったせいで面倒な構造になっちゃいました。
で、下半身を一度組んでみた画像がこちらになります。
この後テコ入れして細かいバランスは変わりますが、概ね完成形に近い姿ですね。
膝は90℃くらい。
足首は動きすぎて安定しないからフレームが接着して固定されます。
開脚はこんな感じ。
設置はちょっと微妙ですね。
やっぱり足首だなぁ〜
もう少し横に傾くように作れるようになりたいですね。
膝から上は間違いなく理想形なだけに惜しいところです。
気が向いたらまた考えよう。
それがいい。
ということで下半身でした。
次回は関節の解説で飛ばしたディティール類のまとめになります。
では、さいなら('◇')ゞ